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オーダーメイドの注文住宅

建築は個別の条件に合わせてオーダーメイドでつくります。住宅以外の分野では普通のことなので、わざわざオーダーメイドとは言いません。しかし戸建て住宅や一部の共同住宅(プレハブ系)の分野では規格タイプのものが多いので、それと区別するために敢えてオーダーメイドと呼んでいます。

家づくりを進めていく中では、以下の理由により必ずしも希望通りに「できない」ことも出てくるとは思います。

  1. 規制によりできない
    建築基準法やその他の法令により制限されていることはできません。
  2. 予算の制約からできない
    設計の過程では、予算的に不可能なことは選択肢から外して進めていきます。
  3. 技術的・物理的にできない
    例えば、敷地に入らない規模は造れない、木造で地下室は造れない、瓦葺きの緩勾配屋根は雨漏りするので造れない等々、不可能なことや不適切なことはできません。
  4. 施工体制の事情によりできない
    規格タイプの住宅の場合、規格外のことに対応すると規格型の合理性を損なうことにもなるので、対応できる範囲を制限しています。設計提案もその範囲内で行われます。

上記の1.はどこで建てても同じ答えです。
2.は施工会社による違いはありますが、仕様による違いの方が価格差が大きいのである程度同じと考えられます。
3.も大筋では同じですが、どの程度からを不適切と考えるかは設計者の考え方にもよるので、判断基準にはいくらか幅があります。
そして4.については依頼先によって大きく違いがあります。

与条件から建てたい建物を考え、次にそれに適した造り方(工法・材料・施工方法など)を決めていく、もしくは同時進行で進めるというのが建築業界でのベーシックな考え方です。定まった呼び方はないので、このサイトではオーダーメイド型又はフルオーダー型と呼んでいます。
一方で、予め生産体制が決まっていて、それに合う範囲で住宅を設計する方法を規格型と呼んでいます。規格化・量産することで設計も施工も合理化・省力化することができます。近年の戸建て住宅で多く採用されている考え方です。

= 長所と短所 =

タイプ 長所 短所
規格型
  • 標準仕様があって見積金額がすぐに出る
  • カタログや類似住宅が多くあるので完成品がイメージしやすい
  • 初めから可能性を狭めてしまう
  • 自由度の低さ(オプションはあります)からできないことも出てくる
  • オーダー
    メイド型
  • ご要望への対応力が高い
  • 様々な可能性を検討できる
  • 決まり事が少なくデザインの自由度が高い
  • 仕様を詳細に決めてからでないと正確な見積金額が出ない
  • 設計期間や工期が長い
  • 設計の打合せ時に想像力が必要
  • 規格型もオーダーメイド型もそれぞれ長所と短所がありますが、これは表裏一体の関係ですので、短所を改善しようとすると長所の部分も消えてしまいます。
    そのためどちらが良いか悪いかという話ではなく、ご自身が何を重視されているかが依頼先を決める時の判断基準になると思います。ここで自分に合った適切な判断をすることは、家づくりを上手に進めるための第一歩だと思います。

    = コスト =

    得意分野の対応の方が円滑に進み、費用も安くなります。
    オーダーメイド型で仕様を下げていっても、規格型の標準仕様のような低価格にはなりません。(標準仕様は呼び方は「標準」ですが、実際は平均的という意味ではなく「必要最小限」の仕様のことです。)
    逆に規格型住宅にオプション変更を多く加えていくのは割高ですし、対応しきれない部分もあると思います。最初に適切な選択をした方が、コスト面でも良い結果になります。

    = 自由設計 =

    自由の度合は幅が広く、規格型とオーダーメイド型に明確に二分される訳ではありません。規格型にもオプションという選択肢がありますし、オーダーメイド型でも部分的に規格型の合理性を取り入れることはあります。
    分かりにくいことですので、検討している依頼先に直接話をして、ご自分の考えと合っているかを確認した方が良いと思います。例えば不動産用語の自由設計(フリープラン)は、「プラン(間取り)が自由になる売建住宅」という意味合いの規格型住宅を指すことが多いのですが、自由設計と言われるとフルオーダーだと誤解しやすいと思います。

    蒼生舎はオーダーメイド型なのですが、具体的なお話の方がイメージしやすいと思いますので、こんなことが自由になります(又はなりません)という例を挙げてみました。下のリンクボタンからご覧になって、ご検討の参考にして下さい。(項目はこれから増やしていく予定です。)


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